6月13日の教室風景


 今日からひさしぶりの名画模写。


今回のメニューは

ピカソ/泣く女
           ドラ・マールの肖像

ゴッホ/ひまわり
      聖夜    
       アルルの跳ね橋
       画家のアトリエ

ゴーギャン/タヒチの女・砂浜にて
         ナフェア・ファア・イポイポ

モネ/日傘をさす女

マグリット/盗聴の部屋
    大家族

と、近代の絵画中心に11点の中から
好きなものを、早いもの順で選んで描きます。
(ふしぎと取り合いになったりはしないものです。)






こども図工教室では2、3年に一度
カリキュラムに加えています。

2、3ヶ月に一度入れている
「かんたん美術史」という授業もそうなのですが
私は必ず過去の名画や画家を知るきっかけに
なるような授業をいれています。

はじめに小学生に、“昔の絵描きさんで
知っている人はいる?”と聞くと、
ほとんどの生徒は知らないと答えます。

私は非常勤で中・高等学校の美術を
教えていたのですが、ここでの答えも
実はほとんど小学生と同じです。

図版のピカソやゴッホのひまわり
ダ・ヴィンチのモナ・リザをみせると
やっと“あぁ〜知ってる!!”といった感じで
うなずく子が出てきます。
テレビや広告、教科書などでみてはいたのですね。

みていることには違いないのですが
みんなのそれは「see」のほうで、
「look」または「watch」してる率は低いです。

でもみんな少し勉強すると、本屋に行っても画集を
のぞいてみたり、美術館に興味を持つようになります。
小学生でもそうなるんです。
「見る」が「観る」になると脳も活発に動き始めます。

絵をみることや興味を持つことは
敷居が高く感じられがちですが、
誰しもがかんたんに触れられる
世界の文化だと思っています。


「かんたん美術史」では、地図を見ながら
どのあたりに住んでいた、どんな人が書いたのか
こどものころどんな子だったのか、
そんな話をしたりして画家を紹介します。
ともだちや、親戚のおじさんなんかの生い立ちを
聞くように、興味をもってほしいものです。









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